一介の中年オヤジが突然コイン蒐集に目覚め、その時代を捜し歩く。 「古銭蒐集は貴族の趣味である」とはよく言ったものだ、と遅まきながら反省してる・・・・。取敢えず、タイからスタート。

2006年9月12日火曜日

4.タイの歴史年表





タイの貨幣を並べる場合、どうしても年表を掲載しなければなりません。
時代によってその版図が拡大したり縮小したり、またどこの民族によって興った国であるかも頭に入れておく必要があります。
以前も触れましたが、現在のタイ国民はタイ民族によって成立したスコータイ王朝以降を自分たちの歴史として捉えており、その前の国々についてはかなり無頓着であるように見えます。
よって歴史年表も著者によってバラバラであり、また王朝の名称は発音をそのまま英語表記し現在の役所が呼称統一していないため、著者によって英文表記が違っていますが、これもマイペンライでよろしいかと。

「史実は次の権力者に有利になるように修正される」と考えられています。
在位期間が短かかった「Rama8世(1935-1946)の最後の状況については触れてはならないと言われている」などといった記述を見つけると納得させられます。
また、タイの場合、外侵により徹底的に破壊された歴史が何度かあり、それまで几帳面に作った記録が一夜にして焼失したとも推測されます。
この形状のコインは、どんな理由でどこで幾つ造られたのか、といった基本的な資料が少ないのも、こういった理由なのかなと。
上記年表については、別な説もたくさんあること、ご了解ください。

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