一介の中年オヤジが突然コイン蒐集に目覚め、その時代を捜し歩く。 「古銭蒐集は貴族の趣味である」とはよく言ったものだ、と遅まきながら反省してる・・・・。取敢えず、タイからスタート。

2007年1月28日日曜日

17.ちょっと寄り道 ベトナム


タイ貨幣のなかで丸型平面以外を中心にUPしてきましたが、ネタも折返し地点につき、ここらで周辺国に寄り道を。上の写真は阮朝(1802-1945 Nguyen)開祖の嘉隆帝(1802-1820)が発行したLangと呼ばれているものです。(銀製 量目:35.8g 最大外寸:44.1mm) KRAUSE Sch#118の一つかと。
ところで資料によっては国名を漢字表記している場合があります。基本的には中国からの呼び名ですが一部紹介します。緬甸(ビルマ現ミャンマー)、老檛(ラオス)、真臘(カンボジア)、ベトナムは越南。
映画「戦場に架ける橋」で有名な泰緬鉄道は、この表記を知っているとタイからビルマに敷設した鉄道であることが分かります。日本軍が英軍等の戦時捕虜や近在の住民を徴用し、枕木1本につき人命一人と言われるほど過酷な状況下での使役だったとあります。
ベトナムの貨幣の歴史は次の「中国古銭譜」が重宝します。
http://sodo.cool.ne.jp/index.html資料整理のご苦労がよく分かり頭が下がります。

0 件のコメント: