一介の中年オヤジが突然コイン蒐集に目覚め、その時代を捜し歩く。 「古銭蒐集は貴族の趣味である」とはよく言ったものだ、と遅まきながら反省してる・・・・。取敢えず、タイからスタート。

2007年1月28日日曜日

27.今は無き周辺の植民地貨幣 英領その1


近世の東南アジア地域はタイを除きほとんどが欧米列強の植民地となっていた。歴史書では英国とフランスが直接の衝突を避けるためタイを緩衝としていた、当時のタイ国王が独立ために精力を傾けた等と書いてある。この項から暫らく今は周辺植民地の貨幣を紹介したい。欧米式デザインに漢字を混ぜたものが多い。写真は現マレーシアのボルネオ北東部にあったBRITISH NORTH BORNEO(別名SABAH)の1891年製1CENT。発行は1882-1896と1907年。外寸29.2mm、量目8.82g、青銅製、発行枚数不明、Mintは英国Birmingham。表の二人の図柄は当時の現地人の姿か。当地がマレーシア領になったのは1963年、僅か44年前のこと。

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